現受けできる取引先・先物会社とその方法
金投資をしている方は、すでに気付いているはずです。
貴金属市場がすさまじいばかりの値上がりを見せていることに。
かつて、金1グラムの相場は、1000円を割っていました。今、いくらですか? サブプライムローン問題で、為替も株式も不安定になっています。
特に、石油の決済方法にユーロや円まで加わってきたことは、ある意味で鳥肌が立ちますよね。ドル覇権の停滞です。
さて、そこで非常時の金投資の動きが目立ってきました。
三大地金商と呼ばれる田中貴金属、徳力、石福金属工業などで直接、購入するという方法もあります。
もちろん、他の販売店でも購入できますが、ここではもっと安く手に入れる方法で、買ってしまいましょう。それは、商品先物相場を利用して、現受けしてしまうのです。
金相場がここまで高くなってくると、地金を直接買うより、安上がりです。差額で、金貨1枚買えたりして……。
現受け……といっても、やっていることは株式と同じです。
丸代金を支払って、買い取ってしまうわけですね。為替でも、現受けできます。差金取引なので、証拠金だけおさめて、現物を手に入れたくなったら、全額の資金を用意して、買い取ってしまう。
これが現受けです。投資家は現受けは滅多にしないし、できなかったものですが、貴金属市場の加熱にしたがい、明示的に現受けする取引先も現れはじめました。
ドットコモディティやフューチャーズダイレクトなどは、ホームページで金先物を現受けすることに言及しています。
今後とも現受け(現引き)してくれる取引先は増えそうですね。
モノを買うときには消費税を支払わなければなりません。ま、当たり前ですね、今となっては。
ところが、この金の現物は、売るときに消費税まで戻ってくるのです。
ということは、消費税が上がらないうちに購入して、上がってから売ってしまえば、消費税の値上がり分が利益になります。
株でも、FXでもさすがにこんなことはありませんね。消費税値上げはいつになるか分かりませんけど、確実視されているのでいいかもしれません。
特に金価格が上がったその値段の消費税ですから、おおきな金額になっているはずです。
1キロ105万円で買って、300万円で売ると、そのとき消費税が10パーセントなら、30万円がもらえることになります。
しかも税金だけで。購入価格のほぼ3割です。1グラム1000円を切ったときに買っていた方がうらやましいですね。
さらに、金投資では長期間の保有によって、税金が安くなってしまう特典があります。
所得税がなんと半分になってしまう。所有期間は5年以上。5年以上もっていた金の現物を売却したときは、売却益の半分に対して税金が掛かることになっているのです。
まだあります。売却駅が年間50万円までは税金が掛かりません。さあ、金投資の投資方法が見えてきたはずです。
年間50万円までなら税金がかからないのなら、家族の名前で買っておいたほうがいいな……。
地金商やデパートの販売店で買うより、先物会社を通じて現受けしたほうがよさそうだ……。
そして、長期保存して、消費税が上がったら売ろう……。株式や為替にないメリットですね。
ところで地金商を訪れると貴金属製品がところ狭しと並んでいて別世界のように思いました。金の延べ棒や延べ板が積んであります。
黄金とはこの色を言うのだなあと感慨深いものがありました。
Copyright 現受けできる取引先・先物会社とその方法 2007